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倉敷東ライオンズクラブは岡山県倉敷市東部地域を中心に活動する奉仕団体です。

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夢への挑戦           倉敷市立多津美中学校 岡田 祥典 さん


 今、僕が夢中になっていることは、野球です。小さい頃から父と
キャッチボールをするのが大好きでした。小学校に入ると、四年生
までソフトボールチームに入り、休日は練習と試合で忙しい日々を
送っていました。その影響あって、中学校の部活は軟式野球部に入
っています。

 野球部の同級生は、みんなソフトボールチームや少年野球チーム
出身の人が多く、自分の力の無さについつい心が弱くなり、挫折し
そうになったこともありました。ただ、野球が好きという熱い気持
ちだけではどうにもなりません。頭の中で何度もイメージトレーニ
ングをしたり、本やテレビを見て研究したりもします。でも、それ
だけでは体が思うように動いてくれません。それは当たり前です。
だからこそ、練習があるのだと思っています。考えだけで、上手く
なれるのであれば僕はもう、プロ野球選手になれるでしょう。これ
は、野球だけに言えることではありません。勉強だって同じです。
頭で覚えたつおりでも、いざテストになると、忘れてしまうことは
誰だって経験があるのではないでしょうか。

 僕は小さい時からとても負けず嫌いです。勉強やスポーツなど小
さなことでも友達やライバル、自分に負けたくないという気持ちが
とても強いのです。野球を始めてから特にこの思いは強くなってい
きます。みんなに置いていかれるのはみじめで悔しい。だから、練
習を人一倍、いや人二倍してやると胸に秘めています。雨の日も習
い事で遅く帰宅した日も、テストの日もランニングと素振りは欠か
せません。そんな時母が、「今日はもうやめたら。」と、誘惑めい
た言葉をかけてきます。「僕のやる気を折るようなことは言わんで。」
と、言い返します。でもこの言葉は後になり、母の思いを考えてい
ないひどい言葉だと分かりました。だから、母には申し訳ない気持
ちになります。夢を追いかけている人は、目に見えない陰の努力を
誰もがしているはずです。そして、僕はある時、その努力の支えと
なる言葉に出会いました。それは、松岡修造さんがテニスの試合中
に口ずさんでいた「この一球は絶対無二の一球なり」という言葉で
す。自分も、今という時に野球で投げたり・捕ったり・打ったりす
るのは一回限りで、もう一回などはないということを自分に言い聞
かせている松岡さんの気持ちにとても共感できます。中途半端な気
持ちでプレーして後悔したくありません。だからこの言葉と出会っ
てからは、前向きに考えることができるようになったと思います。
また、何に対しても心に余裕ができるようになりました。すると、
両親に感謝の気持ちがわいてきます。早朝からお茶や弁当の用意を
してくれたり、ドロドロのユニフォームを洗ってくれる母、悩んで
いる時に、的確なアドバイスをしてくれる父にもとても感謝してい
ます。特に母はいつも自分のことを心配してくれていて、そんな母
に反発するような言葉を口に出したことはとても反省しています。

 そして何より多津美中野球部に入部したことで、最高の仲間に出
会えました。練習がきつく辛い時や、ミスをした時も「ドンマイ。
切りかえていこう。」と言って励ましてくれる友達は僕にとって大
事な存在です。この最高の仲間と一日でも長く野球をしたいと思っ
ています。そして最高の思い出が作れるよう中学校での野球部で頑
張りたいと思っています。

 今までに僕は野球からいろいろな事を学びました。そのことから
常に「礼儀・感謝・夢を追い続ける」という三つのことを心に強く
刻んでいます。野球が上手くなることも大切だけど心が成長し、も
っと人間的にも上を目指していきたいです。僕の夢は、まず高校も
野球を続け、球児の晴れ舞台である「甲子園」に出場することです。
決して簡単な事ではありません。だからこそこの夢を追い続けたい
のです。そして将来は野球を続け、その後も野球にたずさわる仕事
を生涯続けていきたいと考えています。それはきっと自分を成長さ
せてくれると思います。僕はそんな野球が、「大好き」です。

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